究極の二世帯住宅

先代から受け継がれた広い敷地と大きな住まい。長男夫婦と同居する事で始まった建て替え計画。お互いの考えを話し合い、たどり着いた結論は広い敷地を最大限に生かした完全分離型でした。
玄関をはじめ、水回り居住空間全て別、２棟の住宅を連絡通路でつなげたかたちです。
共有のウッドデッキを建物の中心に置き、それを取り囲むように各世帯を配置しお互いを結ぶ。そしてそこには小さなコミュニケーションスペースがあり、父・子の一日はそこから始まる。毎朝お互い顔をあわせ、その後それぞれの職場に向かう。特別な会話はなくてもいい、そんな習慣が一つの屋根のしたで暮らす事から得られるかけがえのない安心感なのかもしれない。